ハートピアのデザイン枠は、アイテムごとにドット数が違います。しかも1つのアイテムが 「フロント」「バック」「袖」のように複数の面に分かれていて、面ごとにサイズが異なるものも多くあります。 この寸法を知らないまま絵を描きはじめると、いざ打ち込む段階で 「縦が足りない」「袖だけ横長で絵が伸びる」といった作り直しが発生します。 このページでは、当ツールが実際に持っている全27アイテム・全61面の寸法データをそのまま一覧にし、 そこから作業量を見積もる方法と、打ち込みを楽にする段取りまでをまとめます。
掲載している数値は、当ツールの「新しく作る」で実際に選べるキャンバス定義から取り出したものです。 アイテムの追加やゲーム側の仕様変更があった場合は、ツール側のキャンバス選択画面の表示が最新です。
ハートピアで自分のデザインを反映できる枠は、大きく分けて「キャンバス(絵画)」「服」「家具」の3系統です。 このうち服と家具は、1つのアイテムが複数の面で構成されています。 たとえばTシャツは フロント・バック・左袖・右袖の4面で、 前後は 64×80、袖は 64×48 と面ごとにサイズが違います。
ここを見落とすと、袖に前身頃と同じ絵を流用しようとして縦が32ドット分あふれる、といったことが起きます。 当ツールでアイテムを選ぶと面の切り替えタブが出るので、 面ごとに別々の絵として設計するのが基本です。 前後で柄を繋げたい場合も、まずは面ごとの寸法を把握してから、繋ぎ目の位置を決めます。
先に決めておくと早い: 「どのアイテムか」「何面あるか」「各面のドット数」の3つ。 これが決まっていれば、元画像の切り抜き比率も自動的に決まります。
服は面数が多く、同じアイテムの中でも縦横比が大きく変わります。 とくに袖・つば・ソールは横長になりやすいので、正方形の絵をそのまま入れると潰れます。
| アイテム | 面 | ドット数 | 総ドット |
|---|---|---|---|
| Tシャツ | フロント | 64×80 | 5,120 |
| バック | 64×80 | 5,120 | |
| 左袖 | 64×48 | 3,072 | |
| 右袖 | 64×48 | 3,072 | |
| タンクトップ | フロント | 64×64 | 4,096 |
| バック | 64×64 | 4,096 | |
| スウェット | フロント | 80×88 | 7,040 |
| バック | 80×88 | 7,040 | |
| 袖 | 130×70 | 9,100 | |
| ワンピース | フロント | 102×154 | 15,708 |
| バック | 76×154 | 11,704 | |
| インナー | 168×102 | 17,136 | |
| ミニスカート | フロント | 128×64 | 8,192 |
| バック | 128×64 | 8,192 | |
| ハーフパンツ | フロント | 102×64 | 6,528 |
| バック | 102×64 | 6,528 | |
| パンツ | フロント | 80×116 | 9,280 |
| バック | 80×116 | 9,280 | |
| バケットハット | 前つば | 126×78 | 9,828 |
| 後ろつば | 126×78 | 9,828 | |
| 帽子の上部 | 100×100 | 10,000 | |
| キャップ | フロント | 54×60 | 3,240 |
| バック+サイド | 128×62 | 7,936 | |
| 帽子のつば | 62×52 | 3,224 | |
| 靴 | アッパー | 100×90 | 9,000 |
| 靴先・靴紐 | 120×60 | 7,200 | |
| ソール | 60×60 | 3,600 | |
| メリージェーン | アッパー | 78×64 | 4,992 |
| ソール | 108×64 | 6,912 |
服の中で最も重いのはワンピースで、3面あわせて 44,548 ドット。 最も軽いのはキャップの 14,400 ドットで、同じ「1着」でも3倍以上の差があります。 はじめて打ち込むならキャップかタンクトップ、慣れてからワンピースに進む、という順序が現実的です。
横長の面に注意: スウェットの袖(130×70)、キャップのバック+サイド(128×62)、 メリージェーンのソール(108×64)は、いずれも横が縦の約2倍あります。 正方形の写真をそのまま入れると横に引き伸ばされるので、 切り抜きの段階で横長に取るか、柄・ロゴなど比率の影響を受けにくい図案を選んでください。
家具は服より1面あたりが大きく、ベッドは1面で 200〜256 ドット幅あります。 一方でランプの土台やチェアの背もたれのように、極端に細い帯状の面もあります。
| アイテム | 面 | ドット数 | 総ドット |
|---|---|---|---|
| シングルベッド | 布団の表 | 200×130 | 26,000 |
| フレーム | 200×98 | 19,600 | |
| ダブルベッド | 布団の表 | 256×128 | 32,768 |
| ベッドフレーム | 256×110 | 28,160 | |
| ダブルソファ | 背もたれ | 200×110 | 22,000 |
| 座面 | 200×110 | 22,000 | |
| シングルソファ | 背もたれ | 60×60 | 3,600 |
| 座面 | 60×70 | 4,200 | |
| クローゼット | キャビネットドア | 128×128 | 16,384 |
| ナイトテーブル | キャビネット表面 | 128×128 | 16,384 |
| ローテーブル | テーブルの台面 | 128×128 | 16,384 |
| チェア | 背もたれ・前 | 54×28 | 1,512 |
| 背もたれ・後ろ | 54×28 | 1,512 | |
| 座面 | 54×54 | 2,916 | |
| テーブルランプ | ランプシェード前 | 80×46 | 3,680 |
| ランプシェード後 | 80×46 | 3,680 | |
| 土台の縁 | 128×28 | 3,584 | |
| フロアランプ | ランプシェード前 | 80×52 | 4,160 |
| ランプシェード後 | 80×52 | 4,160 | |
| 土台の縁 | 128×16 | 2,048 |
ダブルベッドは2面で 60,928 ドットあり、当ツールで扱えるアイテムの中で最大です。 逆にチェアは3面あわせても 5,940 ドットで、Tシャツのフロント1面より軽い計算になります。 家具を作ってみたいが時間が取れない、という場合はチェアかランプ類から入ると挫折しにくいです。
細長い面の使い道: フロアランプの土台の縁は 128×16 しかありません。 ここに絵を入れようとせず、単色か2色のストライプで処理すると、 全体の印象を崩さずに作業時間を大きく削れます。細い面は「素材」と割り切るのがコツです。
キャンバス(絵画)は比率だけが決まっていて、精度を4段階から選べます。 同じ 1:1 でも 30×30 と 150×150 では総ドット数が25倍違うので、 ここでの選択が作業時間に最も大きく効きます。
| 比率 | いちばん粗い | 粗い | 細かい | いちばん細かい |
|---|---|---|---|---|
| 1:1(正方形) | 30×30 900 | 50×50 2,500 | 100×100 10,000 | 150×150 22,500 |
| 4:3(横長) | 30×24 720 | 50×38 1,900 | 100×76 7,600 | 150×114 17,100 |
| 16:9(横長) | 30×18 540 | 50×28 1,400 | 100×56 5,600 | 150×84 12,600 |
| 3:4(縦長) | 24×30 720 | 38×50 1,900 | 76×100 7,600 | 114×150 17,100 |
| 9:16(縦長) | 18×30 540 | 28×50 1,400 | 56×100 5,600 | 84×150 12,600 |
本は少し特殊で、4:3(150×114)と 16:9(150×84)の2つの面を持ちます。 さらに本の面の中には、表紙・背表紙・裏表紙にあたる3つの区画がガイド線で示されています。 当ツールでは本に画像を入れるとき、1枚の画像を全体に入れるか、3区画に別々の画像を入れるかを選べます。 表紙と裏表紙で違う絵を使いたい場合は、後者を選んでください。
打ち込みにかかる時間は、ざっくり「総ドット数」と「使っている色数」の掛け算で決まります。 ドットを1つ置く操作そのものは速いのですが、 ペンの色を切り替える操作が意外に時間を食うためです。
当ツールのブロック作業モードは、この「色の切り替え回数」を減らすように動きます。 画面をブロックに区切り、1ブロックの中で同じ色を全部塗ってから次の色へ進むので、 1ブロックあたりの色切り替えは「そのブロックに含まれる色数」だけで済みます。
作業量の目安の出し方
色数が10色以下なら短いほう、30色を超えるなら長いほうに寄ります。 ブロック数は端が余ると切り上げになるので、実際には少し多めになります。
| 面 | ドット数 | 5×5 | 10×10 | 20×20 |
|---|---|---|---|---|
| チェア 背もたれ | 54×28 | 11×6 = 66 | 6×3 = 18 | 3×2 = 6 |
| タンクトップ フロント | 64×64 | 13×13 = 169 | 7×7 = 49 | 4×4 = 16 |
| Tシャツ フロント | 64×80 | 13×16 = 208 | 7×8 = 56 | 4×4 = 16 |
| クローゼット ドア | 128×128 | 26×26 = 676 | 13×13 = 169 | 7×7 = 49 |
| ワンピース フロント | 102×154 | 21×31 = 651 | 11×16 = 176 | 6×8 = 48 |
| ダブルベッド 布団 | 256×128 | 52×26 = 1,352 | 26×13 = 338 | 13×7 = 91 |
ブロック数だけを見ると 20×20 が圧倒的に少なく見えますが、 1ブロックあたりの中身は16倍濃くなります(5×5が25ドット、20×20が400ドット)。 速いか遅いかは総ドット数ではなく、後述する「色の散らばり方」で決まります。
当ツールのブロック作業モードは、5×5・10×10・20×20 の3つから選べます。 どれを選んでも完成するものは同じで、変わるのは作業のリズムだけです。
5×5 — ゲーム内の区切り線と一致する
ハートピアの編集画面に出ている区切り線と同じ間隔なので、 画面上の位置を数えなくても、目視で場所を合わせられます。 迷子になりにくく、初めての人に一番安全です。 ただしブロック数が多く、ブロックをまたぐたびに同じ色をもう一度選び直すため、 色の切り替え回数は3つの中で最も多くなります。
10×10 — 位置の分かりやすさと速さの中間
区切り線2マスぶんが1ブロックになります。 位置はまだ数えやすく、色の切り替えは5×5よりはっきり減ります。 どれを選べばいいか決められないときは、これを選んでおけば大きく外しません。
20×20 — 色数が少ないデザインで最速
区切り線4マスぶんが1ブロック。1ブロックが広いので位置の把握には慣れが要りますが、 広い面積が同じ色で埋まるデザインでは、色の切り替え回数が劇的に減ります。 単色背景+大きなロゴ、ストライプ、ベタ塗り中心の家具などが得意分野です。 逆に写真から変換した細かいグラデーションでは、 1ブロックに20色以上入ってしまい、かえって混乱します。
選ぶ基準はドット数ではなく「1ブロックに何色入るか」です。 当ツールでは大きさを選ぶ画面で実際の作業画面と同じ見え方のプレビューが出るので、 そこに並ぶ色番号の数を見て決めるのが一番確実です。 色番号が3〜4個で収まっていれば20×20が快適、10個以上並ぶようなら5×5か10×10に落としてください。
途中で変えても進捗は消えません: 10×10で半分まで進めてから20×20に切り替えても、 塗り終わったマスは引き継がれます。大きいブロックへ切り替えたときは、 中が全部終わっているブロックだけが完了扱いになります。 「最初は5×5で慣れて、単色の背景に入ったら20×20に上げる」といった使い方ができます。
キャンバス系は精度を4段階から選べます。細かいほど元画像に忠実になりますが、 打ち込み時間は面積に比例して増えます。1:1 で比べると、 30×30 が900ドットなのに対し 150×150 は22,500ドットで、25倍です。
| 精度 | 向いている題材 | 向かない題材 |
|---|---|---|
| いちばん粗い (30ドット台) |
アイコン、シンボル、旗、単純な図形、文字1〜2文字 | 人物の顔、写真、細い線が多い絵 |
| 粗い (50ドット台) |
デフォルメしたキャラ、ロゴ、簡単なイラスト | 風景写真、細かい模様 |
| 細かい (100ドット台) |
イラスト全般、シンプルな写真、風景 | — |
| いちばん細かい (150ドット台) |
写真、細部を見せたい絵 | 時間をかけられない場合 |
迷ったときは、まず粗い側で1枚仕上げてみることをおすすめします。 30×30 なら900ドットなので、慣れれば1時間かからずゲーム内に反映まで到達できます。 完成体験を一度通しておくと、次に150×150へ挑むときの見積もりが正確になります。
打ち込みの速さは、実は打ち込みを始める前の段階でほぼ決まっています。 変換の設定で色数と輪郭を整えておくと、あとの作業が目に見えて軽くなります。
① 色数を減らす
色数はそのまま「ペンの切り替え回数」に直結します。 写真から変換すると50色以上になることがありますが、 減色機能で20色前後まで落としても見た目はほとんど変わりません。 色を1つ減らすたびに、その色を選び直す回数がまるごと消えます。 詳しくはノイズ除去・減色の使い方を参照してください。
② 孤立した点を消す
写真変換では、周囲と違う色の点が1ドットだけ飛び散ることがあります。 見た目にはほぼ影響しないのに、打ち込みでは その1点のためにペンを持ち替えることになり、非常に効率が悪くなります。 ノイズ除去をかけると、この孤立点がまとめて消えます。
③ 背景を単色にする
背景にわずかなグラデーションが残っていると、 広い面積が細かく色分けされ、ブロックごとの色数が跳ね上がります。 背景を1色に塗りつぶすだけで、20×20ブロックが使えるようになる場合があります。
④ 面ごとに絵を割り当てておく
服や家具は複数面あります。打ち込みを始めてから 「バックはどうしよう」と考えると手が止まります。 全面ぶんの設計図を先に作り切ってから、打ち込みに入ってください。 裏側や底面は単色でも成立することが多いので、先に決めてしまうのが得策です。
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